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時計引札

3. 上州吉井本家火打売広所 上州屋周蔵の引札

資料1 明治初期

上州吉井本家火打売広所 上州屋周蔵

木版墨摺  24.5×33cm、明治初期
(個人蔵)

東京日本橋四日市 上州屋周蔵の明治初期引札。
西の明珍、東の吉井と言って、上州吉井は火打ち金の産地として有名でした。 その流れをくむ江戸の火打金の販売店の引札です。 住所が東京ですから明治初期のものですが火うち金のほかに眼鏡や時計などの西洋小間物も扱ったハイカラなお店です。 図版に火うち金と並んで台時計や尺時計が見えやはり明治になってからもしばらくは和時計が販売されていたことを示す引札です。

尺時計

資料2 明治初期

上州吉井本家火打取次売広所 上州屋周蔵

木版墨摺  24×17cm、明治初期
(個人蔵)

時計部分拡大

左から、下不利八日持時計、懐中時計、八角面取

東京日本橋元四日市拾壱番地 上州屋周蔵の明治初期の引札。
同じ上州屋の引札ですが、こちらには和時計は有りませんが八角時計や下不利八日持時計、懐中時計の図版が大きく載っています。

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