6. コメットフラワー 【精工舎】
資料 1 ピンク色胴
|
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
精工舎 SEIKOSHA |
昭和26年頃 |
高 13.5cm 巾 12cm |
毎日捲き、プラスチック枠、凸硝子 |
1952年8月28日、 日本初の民放開局日のテレビの時報コマーシャル を飾ったのは、この精工舎のプラスチック時計「コメットフラワー」でした。 花をイメージしたエレガントなフォルムや色づかいは現在でもとても人気があり、 21世紀を迎える2000年末に台数限定でクオーツ式の復刻モデルが発売されすぐに完売しています。
オリジナルの時計は、もちろん機械式でスタンダードなコメットの機械です。 数がたくさん作られた汎用的な機械ですので、万一致命的な故障をしたとしても替えがすぐに見つかるので安心です。 この時計のウイークポイントは裏蓋です。 プラスチック枠の本体と台の部分はとても厚手でしっかりしたつくりなのですが、裏蓋がとても薄いのです。 しかも、時計本体を裏蓋三ヶ所を引っ張る形でネジ止めしますのでネジを締めすぎると「パリン」と裏蓋が割れてしまいます。 経年変化で劣化したプラスチックはなおさら破損しやすいようですので、修理時は注意が必要です。
資料 2 象牙色胴
|
|
|
|
|
地味な色合いですが、その分文字板の真ん中の青がきれいに見えます。 かなり汚れて部品も欠品したジャンク状態でしたが、磨いたらプラスチック枠は思ったよりいいコンディションでした。
資料 3 他の色
復刻モデルと比べてみよう!
当時の機械式と復刻のクオーツでは、横から見ると厚みがだいぶ違います。 クオーツの目覚まし音は「ピピピ・・・」の電子音です。 左が当時物、右が復刻のクオーツです。
当時のカタログ
当時のコマーシャル動画
PR
前頁 ・ 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / ・ 次頁