12. 八角日ノ出緑 【精工舎】
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
精工舎 SEIKOSHA |
昭和八年頃 |
高 四寸四分 巾 七寸八分 文字板二吋半 |
八日捲きビー、 緑硝子枠、 五円三十銭(昭和八年 精工舎カタログより) |
日ノ出型の大きめの硝子時計で迫力があります。
時計が納まる部分が八角形の形をしているので「八角日ノ出」とそのものズバリの名前です。
キンツレ等の舶来品は、同じような形で木枠、目覚付機械を搭載したものがありますが、国産品ではこの形はあまり見かけません。
裏蓋に「昭和○年八月 ○○○○竣工記念」と掘り込みがありますが、不思議な字体なので○の部分は読み取れません。
機械は八日捲ビー。この時計は緩急針を動かすための部品が欠品していましたが、丁度良い部品があったので今は取り付けてあります。 八日捲きビーは、硝子時計だけでなく、アンチモニー、石枠、木枠小型掛時計などさまざまな時計に使われていたので、 部品の入手が比較的容易で有り難いですね。
昭和8年カタログより
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