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硝子枠

12. 八角日ノ出緑 【精工舎】

No.659 八角日ノ出緑

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
精工舎
SEIKOSHA
昭和八年頃 高 四寸四分
巾 七寸八分
文字板二吋半
八日捲きビー、 緑硝子枠、 五円三十銭(昭和八年 精工舎カタログより)

日ノ出型の大きめの硝子時計で迫力があります。
時計が納まる部分が八角形の形をしているので「八角日ノ出」とそのものズバリの名前です。 キンツレ等の舶来品は、同じような形で木枠、目覚付機械を搭載したものがありますが、国産品ではこの形はあまり見かけません。 裏蓋に「昭和○年八月 ○○○○竣工記念」と掘り込みがありますが、不思議な字体なので○の部分は読み取れません。

機械は八日捲ビー。この時計は緩急針を動かすための部品が欠品していましたが、丁度良い部品があったので今は取り付けてあります。 八日捲きビーは、硝子時計だけでなく、アンチモニー、石枠、木枠小型掛時計などさまざまな時計に使われていたので、 部品の入手が比較的容易で有り難いですね。

後姿

昭和8年カタログより

No.659 八角日ノ出緑

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