1. 切子胴 【精工舎】
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
精工舎 SEIKOSHA |
明治42年頃〜大正12年 |
高 四寸八分 巾 四寸 文字板二吋 |
毎日巻ビー、 硝子枠(色は二種あり) |
この時計は本体が八角ダイアカットのような切子胴になっていて、両脇からネジで柱に止められています。 このネジで時計本体文字盤の上下の向きが調節できます。 巷ではリプロの影響もあってか、宮形が一番人気ですが可愛さはこちらのほうが上だと思いませんか?
販売期間は当時のカタログから明治42年〜大正12年関東大震災までと確認できました。 以下にカタログの記載内容を紹介します。
硝子枠製青色切子置時計(明治42年)
- 第九五四号銀柱、第九五三号金柱
- 一打各八三円八五
- 機械透明
- 焼エトウ
- 高六吋、幅四吋半、文字板ニ吋
硝子製切子胴(大正期)
- No.953 緑色金柱 Green Cut Glass Clocks Gilt Ornaments
- No.954B 水色銀柱 Sky Blue Cut Glass Clocks Nickel Ornaments
色合ハ青色(草色)及水色(藍色)ノ二種アリ 器械透明
No.953 緑色金柱 |
No.954B 水色銀柱 |
No.953は緑透明のガラス枠と台座に金メッキの柱と持ち手がつきます。
No.954Bは藍色ガラス枠と台座にニッケルメッキの柱と持ち手が付きます。
写真は両方とも大正時代の精工舎ものですが左はどういうわけか
見慣れないかっこいいNEW HAVENの文字板が付いてます。
後年取り替えられたものと思いますが、ビーの機械も見慣れないもので天符の形も違うし、
刻印は有りませんがニューへブンの機械かもしれません。
この切子胴が昭和になると太鼓の胴のような硝子「丸胴」(No.1071〜3)に変わります。
PR
1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 / ・ 次頁