5. 特製輪振 みのり 【精工舎】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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精工舎 SEIKOSHA |
昭和12年頃 |
高 七寸七分 幅 一尺 文字板四吋半 |
八日巻打方三十分打、天府振り、大理石枠 |
Our life together is so precious Together we have grown ♪・・・
JUST LIKE STARTING OVER / JOHN LENNON/YOKO ONO
訳のわからない書き出しになりましたが、この時計、この曲のイントロに鳴る「チ〜ン」という
音そっくりに時打ちするベルがついています。
八日巻本打方磨キ器械の振り子部分を無理やり外付けの天府に換えた時計で、天府は真鍮と薄い硝子で出来たカバーの中にあり、
この機械は「特製輪振置き時計八日巻本打式機械」と呼ばれています。
この機械を使った置き時計は27〜90円のチョー高級品でした。
骨董市で安く売っていてオヤジの「店では全然問題無く時間も合ってた」という言葉を鵜のみにしたら、
ナント天真折れ!折れた天真の先端が受石の外側の縁にひっかかってかろうじてフラフラと動いている
状態でした。こんな状態で時間が合うはずがない、まったく。
これはもう再起不能かと思ったのですが、おろろさんに天真を作っていただき今では元気に動いています。
おろろさん、ありがとうございました。
大きな大理石の時計は、この時計のように前面のカバーを開けて鍵でゼンマイを巻くタイプが使い勝手が
いいです。天府式なので振り子を操作する必要もありません。
八日巻本打方磨キ器械
昭和12年のカタログより
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