13. 八日巻A機械 【東洋時計】
平角エトウ
八日巻A 平角エトウ
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メーカー |
製造年代 |
大きさ |
仕様・備考 |
東洋時計 (東京)
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大正末〜昭和初期
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高 13.5cm
幅 30.5cm
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八日巻ビー機械、オニキス枠
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デザイン性のある金属文字板に枠はオニキス製七宝入りと高級仕様の仕上がりです。
おそらくドイツのキンツレあたりを参考にしたものと思われます。
文字板にも機械にもメーカーを示すものはありませんが、純国産の東洋時計の製品です。
この文字板が平角エトウ
面取りガラスです
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角エトウ
大理石バージョン(舶来赤石か?)
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石枠の種類は、当時の資料を見ると、舶来赤石、カスミ石、オニックス(オニキス)、青小波石、貴蛇文石の種類があります。
この時計の枠は舶来赤石ではないかと思います。
硝子縁は金色で、脚には金属製の飾りがついて、こちらもなかなかの雰囲気です。
この角エトウの文字板も、また機械にもメーカーを現すマークはありません。
東洋八日巻A機械
八日巻きのゼンマイを無理やり組み込んだ感じ・・・
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ところで、硝子枠と石枠、当時はどちらが高かったと思いますか?
似たようなデザインの硝子枠は15円、石枠は19.2〜22円、石枠の方が高かったのです。
今は硝子枠の方が断然人気で石枠の何倍もの値段で売買されていると思われます。
不思議ですね〜
当時のカタログ
昭和7年吉田時計店商報より
No.408 蛇紋石犬付
No.416 小浪石犬付
No.411 オニックス花模様七宝入
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昭和7年7月東洋、掛置時計カタログNo.113 より
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