14. ペリカン目覚付 【Bayard】
Art Deco Pelican clock
Bayard - Maison Duverdrey&Bloquel C1930
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| メーカー |
大きさ |
仕様・備考 |
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Bayard(FRANCE)
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Dial, 4.0 Inches.
Height, 3.5 Inches.
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Marble frame and pelican decoration,
1-Day, Alarm.
Arabic Dial.
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フランスのD&B(Duverdrey & Bloquel)製の目覚し付き置き時計です。
同社は1928 年に「Bayard」という商標を追加し登録しているので、文字板の商標は「BAYARD」ですが
機械にはDuverdrey & Bloquel と Bayard の両方の刻印があります。
製造されたのは見るからにアールデコ時代、つまり大戦と大戦の間の時代です。
両大戦の間に生み出された時計は、
置き時計の枠は大理石、クローム、ベークライト、真鍮、さらには銀製もあり、
文字板の形は丸、四角、楕円、半月、三角形などさまざま。
このころの時計職人やデザイナーの想像力は胸に響くものがありますね。
左側の金属製の鳥は、たぶんペリカンだと思います。
昭和11年頃に精工舎でもペリカン付きの大理石枠毎日巻ビーがありました。
下の方にカタログ画像を掲載しておきますので、どっちが好みか比較してみてください。
この時計の大理石枠の右側の黒い飾りは最上部が欠品しているようで、本来は黒い飾りが三段になっていると思います。
毎日巻き2石機械(目覚し付き)
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機械はテンププレートが独立している設計です。
テンプ・ガンギ・アンクルが一体で取り外しできますので目覚しもついて小さくてごちゃっとした機械に見えますが裸ゼンマイでもメンテナンス性が良いです。
2 Jewels と刻印があります。どこに石があるのかと思ったらテンプの受けネジが石入りということでした。
精工舎のペリカン
No.758 大理石ビー ペリカン
昭和11年2月 精工舎の掛・置時計新製品 より
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