17. 服部時計店と銀座大通り、昭和初期戦前
手前左が服部時計店、奥が昭和5(1930)年竣工の銀座三越。昭和8〜10年頃の絵葉書のようです。
裏に「偲べ戦線固めよ銃後」の標語が入ってますので昭和12,3年頃のものでしょう。 裏腹な銀座の華やかな賑わいが嘘の様です。
服部時計店の前です。並んでいる自動車は円タクでしょうか、日本の風景ではないみたいで、海外と勘違いしそうです。
「・・さて銀座は、もう東京の銀座ではない、日本の、否世界の銀座であるかもしれない事程左様に文化の中枢、 流行の尖端を行く繁華な街であると言って置かう。」 事程左様な説明が絵葉書に書いてあります。
日本二千六百年史の幟がありますので、紀元二千六百年記念行事を行った1940年(昭和15年)頃の写真と推測できます。
京橋新橋間八町の銀座は帝都第一の繁華街、昼夜都人の好慢歩地で銀ブラの名があります。 【左】服部時計店 【右】三越と松屋
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