7. 二十六吋丸 【愛知時計】
No.458 26吋トーマス
mahogany finish wooden case
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メーカー |
製造年代 |
大きさ |
仕様・備考 |
愛知時計電気 AICHI TOKEI(名古屋)
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大正末〜昭和30年代
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Dial, 26 Inch.
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8 Day Strike
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文字板の大きさが26吋、時計全体の直径は90センチ近くもある愛知時計の大型トーマスです。
戦後20年代後期から昭和30年代の輸出用カタログに掲載されていますが、
機械が八日巻きであること、また時計の内部に下記の書き込みがあるため、戦前から製造されていた可能性もあります。
「大正14年 愛知時計製造 33吋トーマス型
昭和20年 ナゴヤ車道 東海銀行空襲に備へ疎開
車道の古道具屋が1500円で引受け ○○(前所有者)が1800円で求めた」
所有者の書き込みの33吋とは、時計全体の大きさを言っているようです。
文字板自体は直径が約68.5cmなので、カタログではDial 26吋の製品となります。
大型なため、硝子縁を持ち上げた状態で固定するためのストッパーが付いています。(写真四枚目)
八日巻き機械の打方は精工舎の特製機械と同様で、正時は渦巻き鈴、半時はベルが鳴ります。
ビートスケールと振子
SPECIAL CLOCK
AICHI TOKEI DENKI K.K.
MADE IN JAPAN
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当時のカタログより
No.458
Round official wall clock, 8-day, Hour & 1/2 hour
strike, in mahogany finish wooden case.
Size: Dail: 26inch
愛知時計輸出用カタログ
(戦後20年代後期から昭和30年代)
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ワク井商報 昭和28年
No. AC 458
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愛知時計 大正末から昭和初期のカタログ
トーマス形とグレッシャム
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針の形状は似ていますがトーマス形には小秒針がありません。また、大きさは24インチまでしか掲載されていません。
(ほかの名古屋物も同様のようです)
この時代はケース枠が広いようです。
写真提供:wai-wai さん
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