5. 十八吋特製機械丸トーマス 【精工舎】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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精工舎 SEIKOSHA |
昭和初期 |
外径ニ尺ニ分(直径約58cm) 文字板径十八吋 |
特製機械、三十分別鈴打、 壱週間巻、玉振、時打、 金属板に紙を貼り付けた文字板 |
部屋の西側の隅におっきな時計を掛けるのに丁度よいスペースがありまして、そこに掛ける時計を探していました。 アンソニアの24インチ(文字板サイズ)は何度かお目にかかりましたが値段もいいしちょっとでかすぎる。 もうちょい小さ目で国産で・・・と思っていたら18インチの文字板のコレに出会って値段も手ごろ、 お気に入りの小秒針までついている!!迷わず購入しました。
よくある文字板が12インチのものはガラス縁が金属で横開きですが、これはガラス縁まで木でできていてちょうばんが上にあります。 文字板は金属板に塗装してあるものが多いのですが、これは紙が貼ってあるタイプでこれも私の好みです。 ちなみにこの紙は膠(にかわ)で貼るんだそうです。(詳しくは時計技術の相互研究を御覧ください)
正時は渦巻き状の鐘をたたいてボーン、ボーンと鳴り、30分では目覚ましのリンを大きくしたようなものをたたいてチン!と鳴ります。 大きな時計は針のバランスをとるため針の元のほうに錘がついています。画像でおわかりになりますか? 側も文字板も傷みがなく大切に使われてきたものと思います。
特製機械について
本品ハ図ニ示ス如ク並ボンボンノ機械トハ異リ総ベテノ点ニ改良ヲ加ヘ精選ノ上特ニ製造シタルモノナレバ
堅牢無比時間正確ナリ
且ツ打方ニ於テ時ハハリガネヲ、三十分ハリンヲ備ヘ打分ケテ時ヲ報ズル様ニ注意セリ
明治41年精工舎目録より
当時のカタログより
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