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精工舎 EMPIRE(エンパイヤ)系

5. EMPIRE 新

資料 1

メーカー 製造開始年 大きさ 主な仕様
精工舎 1921(大正11)年 16型 アンクル式、7石
チラネジ付丸テンプ
ファインニッケルケース
二段瀬戸引き文字板

短針が違うものがついています。文字板ヒビ入ってます。もちろん動きません(笑)。 旧EMPIREと受の形が変ってます。そして御覧の通り機械に「SEIKOSHA」と刻印があるのが特徴です。 機械のメッキも旧EMPIREよりキレイに見えます。 ちなみに、このEMPIRE新は瀬戸エトですが金属エトが用いられだしたのでいろんなバリエーションがあります。

側の種類は、銀側、18K側もありましたが、国内でクロームメッキが工業化された大正14年以降は 安いクロームメッキ側が大半を占めるようになったようです。

参考文献 : 日本の懐中時計

月刊 服部時計店定價表 廿七号

昭和7年4月20日発行より

資料 2

ケースは同じくファインニッケル。 香箱車(一番)に「SEIKOSHA・EMPIRE」の刻印があります。 この時計は、東京上野の鈴木時計店で販売されたようです。

付属していたメダルには「農業調査 内閣」とあります。 このメダルは、昭和3年(実際は4、5年にも実施)に行われた農業調査で調査員に配られた記念メダルだと思います。 時計そのものも時代的には合致しますが、時計まで記念品かは不明です。

東京上野
鈴木時計店

服部時計店定価表 昭和10年4月発行より

16形 パリー

両捻側ローレット縁・英型

このエンパイヤ新の器械、文字板等の種類のすべて?がわかる当時の資料が各種資料のコーナーにありますので是非ご覧ください。
精工舎製 エンパイヤ懐中時計及別名腕時計

十六形エンパイヤ専売型
並字白支及並字銀色支

銀色支
秒盤廻轉式

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