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精工舎 EMPIRE(エンパイヤ)系

1. EMPIRE

メーカー 製造開始年 大きさ 主な仕様
精工舎 1909(明治42)年 16型 アンクル式、7石
チラネジ付丸テンプ、平ヒゲ
850銀ナナコ模様側
二段瀬戸引き文字板

明治後期の精工舎は「エキセレント」は高級機であるため量産できない、また「タイムキーパー」は輸入シリンダー脱進機の供給途絶 が時間の問題になり「タイムキーパー」にかわる一般向けのアンクル脱進機懐中時計の量産が課題となっていました。
そこで、精工舎がそれまでの懐中時計生産技術の改良成果をムーブメント部品すべて自社加工の新製品として世に示したのが、 この「エンパイヤ」です。
エンパイヤは、その目的通り大衆機としてその後十数年間に渡って良く売れました。
写真の時計はその中でも初期のものと思われます。 初期のものは機械の仕上げが丁寧でダマスキーン(Damaskeening,Damascening)と呼ばれる模様があり、 文字板は瀬戸引きで銀側のケースに納めて販売されることが多かったようです。
値段は、明治43年8月発行の服部時計店定価表では「純ニッケル片 16形」で7円40銭と記載されています。 同定価表に「純ニッケル片 18形 ツバメ印」のタイムキーパーもあり、こちらは4円40銭です。

「EMPIRE」は製品開始2年後の明治44年5月5日に服部金太郎が 指定商品を懐中時計として商標登録 しています。

900銀 専売側のエンパイヤ

こちらは、専売形ケースと呼ばれる銀側の三つ折れタイプに入ったエンパイヤです。

大正2年7月カタログより

900銀16形七子方硝子中蓋付

900銀16形梨地専売側

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