23. 22頁 - 平素の心得(続3)
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時計職なき地にありて誤って時計を水中に落としたるときは直ちに表蓋及び裏蓋を開き四十度以上のアルコール又は 揮発油中に入れ静かに之を振り廻し器械の全体に侵入するの後之を引き上げ直ちに最近の職工に託し掃除せしむべし アルコール及び揮発油なき場合は濃厚なる油を代用するも差し支えなし 若し以上の方法によらずして打捨て置くときは器械に錆を生じ非常高価なる掃除料を払うも到底使用すべからざるに至る
掛時計は其心得方以上列記する所に異ならず只少しく注意を要すべきは下ケ振りある掛時計なりとす此時計は曲りたる柱等に掛くれば 直ちに運動を止むべし又此時計を揺らかさんとせば必ず振り玉を取り外すを要す若・・・
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