10. 八角尾長(合資会社林時計製造所?)
日の出に群雲?の商標 |
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
合資会社林時計製造所? (名古屋) |
大正〜昭和初期(推定) | 全長 56cm、ペイント文字板八吋 | 八日捲き、打方付 |
張り替えられた紙文字板の紙の糊が弱く簡単にぺリっとはがれたその下から別の顔がでてきました。
釘穴などを見るとこの文字板はオリジナルのようです。
興味深いのは商標で、林時計おなじみの「日の出鶴」ではなくて「日の出に群雲?」です。
振子室のラベルは右下画像の通りでこれも他に見たことがありません。
時計背面板は組合ラベルらしき焼け跡が有るのですが、その大きさは断定できません。
機械は名古屋もの、鐘台には林の文字はありません。
いったいいつの時代の林なのでしょうか?
- アンクル押さえが少し若いタイプ?(大正後期〜昭和初期?)機械に刻印ナシ
- ゼンマイにカバーが付いている・・(少し若い?)
- 剣押さえはピンではなくてスクリューナットである(少し若い?大正後期〜昭和初期?)
- 文字板を見ると大正くらいはありそう・・・
以上からすると大正5年までの林時計ではなさそうです。
では大正12年に林市郎が再興した合資会社林時計製造所なのか?
そうだとすると珍しい資料だと思われます。
皆様いかが思われますか?
機械と振子室ラベル
刻印ナシの若そうな機械 |
EIGHTDAY WINDER |