8. ダルマ形時計保険証
- 時計保険証
- ボンボン時計一個修繕
- 黒側ダルマ形和製
- ・・・
- 明治27年7月29日
- 尾鷲町 山下進栄堂
ダルマのネーミングは西日本発生?
「ダルマ形時計」とはいつからどこで使われていたものなのでしょうか。 この保険証は、古い時代からダルマという言葉が使われていたという貴重な証拠です。
領収書の記載は尾鷲町ですから三重県で近畿です。 いまのところカタログで達磨(ダルマ)の表記は、尾張時計の明治35年の定価表のみが確認できています。 戦前、東日本ではダルマ形の名前はあまり使われていません。 ダルマのネーミングは或は西日本の発生なのかもしれません。