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戦前・戦後の国産腕時計

1. セイコーローレル

LAUREL 12型

7石

メーカー 製造年代 大きさ 主な仕様
精工舎
Seikosha
1913
大正2年
外径28mm 7石アンクル、 パリス形0.900銀側、 瀬戸引き文字板

セイコー初であり国産初の腕時計。ほぼ同じ機械を使用した懐中時計もある。 12型とは機械の直径が約26mmで懐中時計と比較すると格段に小さいため製造が難しく、 かなり長い間、生産数は日産30〜50個がやっとで取り扱う店の選択が行われたといわれている。 セイコーの腕時計発売はスイス時計の輸入商館筋に注目され、 シュミッド工場のスイス人はローレルを自分の腕にはめて機械の保持性を確認し 「用材の真鍮地金の柔軟性によりローレルの保持性能は二年で尽きる」と断言したとの逸話が残っている。 そんなこともあったが、国産時計の宣伝はだんだんと広まり、また掛時計を仕入れる際には小物(懐中時計や腕時計)を 半ダース添えるというような条件販売も加わって、販売店は徐々にスイスものに頼る気運が薄れ国産腕時計の需要も拡大していった。

側は0.900銀で扇囲みSKS刻印あり、オリジナルと思われる。 文字板は瀬戸干支で12時が赤いのは当時の舶来品の流行であるが、国内製造か輸入部品かは不明。 機械の設計は「日本の懐中時計」江口茂著によると、スイスAS(ア・シールド)社の55番を母体としているとされている。

0.900 銀側

扇囲みSKS刻印

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