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戦前・戦後の国産腕時計

2. セイコー九型 3/4

メーカー 製造年代 大きさ 主な仕様
精工舎
Seikosha
1924
大正13年
外径21mm モリス型・7石アンクル、 パリス形ニッケル側、 二段瀬戸引き文字板

戦前、特に大正末〜昭和初期にかけての腕時計創世期は8、9、10型のちいさな時計が流行しました。 あまりにちいさいので女性用かな?と思われがちですが男女兼用みたいです。 当時のK.HATTORI&Co.「服部時計店」腕時計カタログにその姿をみつけましたので引用します。

今回精工舎で製造致しました九形3/4セイコー腕時計は國産品中最小型で示時は 正確體裁は優美でありますから紳士淑女の御持料として最も適當な品と存じます

精工舎腕時計9 3/4パリス形七石入アンクル

プラチナ側金七十九円
十八金ニ號厚側金二十二円
同A號薄側金二十円
銀側金十六円五十銭
ニッケル側金十六円
銀側コイン形金十六円五十銭
ニッケル側ビサウ形金十六円
同カスケット側金十六円

この機械は、スイスのモリス社の機械を参考にしているためモリス型と呼ばれます。

ちなみに、この服部時計店腕時計カタログには全部で58種類の腕時計が載っていますが、 精工舎の製品は見開きにこれがひとつあるだけで、他は モバード,ロンヂン,モリス,オメガ,インターナショナル,ウオルサム,エルヂン,ビューレン,ベレックス,デイジス, ベスト,クレーン,キノト,フレンカ,セブコ,ラビラ,ジルト,エベル,オルリナ,インビクタ,レンガ,シーランド,レコード,ハフィス, インビンシブル,ウイルカ,ネルニー,パロマ,プレテー,オレータ,アスター,プリマス,ピース,ビュルカン(バルカン?) ・・・といった舶来品です。

3. セイコー十型


メーカー 製造年代 大きさ 主な仕様
精工舎
Seikosha
大正末〜昭和10年頃(推定) 外径28mm 10石アンクル、 2ピース形ステンレス側、 二段瀬戸引き文字板

十型のステンレスケースはありそうでなかなか見つかりません。
美しい二段瀬戸引きにステンレスの段付きベゼル、そしてブルースチールの針・・・、 ですが、写真は、短針とガラスが欠落したままです。
精工舎の腕時計用ムーブメントは九型、十型、八型の順に製品化されたそうです。

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