6. 腕時計Hafisの銅版
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木版より若くて時代は昭和初期と思われます。 昭和五年頃を過ぎてからの時計業界はあまり芳しい景気とは言えない状態で、乱売戦が繰り広げられていました。 この頃の乱売戦とは毎月定期的に発行する商品型録に販売値段を発表することになっていて、 このカタログの発表値段によって競争の如何がかかわっていました。 当時、通信販売として勢力を争っていたのは、東京の加賀屋商店、名古屋の小菅時計店、大阪の保険堂・日本堂という部類でした。 このようなカタログ製作に使われたものかもしれません。
スイスの腕時計ハフィスの銅版で、ほぼ実物大の大きさです。