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修理の例

2. 機械を取り出す

裏蓋と塵除けを外す

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裏蓋と塵除けを外す

  1. ゼンマイ鍵を外す

    ゼンマイを巻くのと反対の方向に回せば簡単に外せます。 まれに、コハゼが故障していて空回りして外れないことがありますが、そのときの対処は別の機会にご紹介します。

  2. 裏蓋を外す

    3本のマイナスネジを外すと、ご覧のように裏蓋が取れました。 マイナスネジは勿論、マイナスドライバーを使いますが、サイズのちょうど良いものを使うことがポイントです。 サイズの合っていないものを使うと、ネジを傷めます。

  3. 機械が顔を出しました

    裏蓋を外した状態です。思ったより綺麗な状態のように見えます。 裏蓋を固定する台は、銀色にピカピカ輝いています。アルミかジュラルミンといった軽合金ですね。時代を感じます。

  4. 塵除けを外す

    塵除けと呼ばれる枠を外します。本体枠に押し込んであるだけなので、少しずつ手で引っ張れば外れます。 硬い場合は間に潤滑剤などを少し入れると良いです。 抜き取る際は、天輪に引掛けないように注意してください。

裏蓋と塵除けを外す

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機械を取り出す

  1. 足と取っ手を外す

    足はほとんどの場合手でまわせば外れます。 硬くて回らない場合はペンチなどを使いますが、そのときは足に傷がつかないように薄いゴム板などを間に挟んで回すようにしてください。 取っ手も同様です。この場合はマイナスネジを外しました。

  2. 機械を取り出す

    枠に固定していたものが全てなくなりましたので、機械を手で持って引っ張れば枠から機械を取り出すことができます。 機械を手で持つ際は、やや上の方を持った方がよいでしょう。下の方ですと、アンクルに力を加えてしまい調整をくるわせてしまう可能性がありますので。

  3. 機械を取り出した後の枠類

    枠とガラスとガラス縁です。ガラスは割らないように注意してください。 これらは機械を調整している合間に、洗浄しておきましょう。 なお、ペイントしてある枠の場合は中性洗剤を使うのが無難です。 油汚れが良く落ちるマジックリンなどはガラスや金属の汚れ落としには重宝しますが、ペイントしてある枠に使うとあっという間に退色してあーガッカリ・・・となりますので要注意!

  4. ハイ、機械が出ました!

    ゴトクもアルミのようです。 写真は、ガラス縁を下に敷いて針に加重がかからないようにして撮影しました。直接置くと針が曲がってしまいますからね。

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