3. タイム置時計 頭丸時打金柱 【精工舎】
メーカー | 製造開始年 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
精工舎 SEIKOSHA |
明治末〜大正 |
幅 六寸二分 高 六寸六分 文字板 四吋 |
毎日巻、天府振、時打付、鐡製黒塗 |
ずっしりと重い黒塗りの鉄製枠ですが、取っ手がなくなって頭が丸くなっています。 左右の金柱は各々上下一本ずつの釘で鉄枠に固定、ガラス縁はロウ付けされた三本の脚で本体鉄枠にネジ止めします。 この鉄製枠は、高野等の他のメーカーや当時銀行等の景品として配られた 貯金時計 などとまったく同様のつくりです。 もしかしたら、鉄製枠を専門につくる会社があって精工舎はそれを使っていたのかもしれません。
文字板は、六時上にPERFECT TIME-KEEPERとありますが、材質はそれまで金属にペイントだったものが、紙製に変更されています。 機械は角形目覚/オルゴール/時打のジョーカーシリーズと同じものです。 この時計は時打で、正時と半打(30分のときに一回打つ)です。
カタログ図版
明治41年 |
大正2年7月 |
大正12年 |