2. シリンダーオルゴールを外す
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木蓋を外す
木ネジ2本を緩めてオルゴールを覆っている木蓋を取外します。 この木蓋は古いものは一枚板ですが、昭和初期頃になる合板になります。 中身はどんな状態なのか、ドキドキの瞬間です。
蓋をずらすと・・・
シリンダーオルゴールが見えました。
櫛歯は無事か?
裏から見たところでは、だいたいOKなようですが、欠けもあるようです。
オルゴールを外す
オルゴールを固定している2本の木ネジを取外します。 なにやら厚紙が二枚挟んでありますね。 オルゴールの取り付けの高さを合わせるための安易な方法で、よく見かける修理です。
オルゴールを点検
櫛歯が一本折れています。このくらいならば影響は大きくないので仕方ないですね。 ひどいものになると、全部折れていたりします。 ところで、櫛歯に☆に〇の刻印があります。 スイス、サンクロアのシリンダーオルゴールの一流メーカーMERMOD FRERES製のオルゴールです。 精工舎の比較的古い時代のものにメルモードフレールのオルゴールが使われていることが複数確認できていますが、 精工舎以外の国産品でメルモードフレールを発見したのは、私はこれが初めてです。 興味深い資料ですね。