1. 表紙・奥付・緒言
表紙・奥付
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明治28年発行の「時計機械語集」池上八次郎著です。 この時代は国産のクロックはやっと発展途上、ウオッチに至っては黎明期です。 緒言に「・・・我国この業社会に於ては未だ器名一定の称呼なくあるいはその形状を以てたとえ、あるいは半和半洋の折衷あり、 これに加ふるに地方放言区区にして隣人相解せさるものありてその不便もまたはなはだしとす、故に刻下製造修理に際しその錯雑を除去すると学理を普及せしむるの準備として、 余は先ずここに名称を一定するの急要を認め実業の余暇この小冊子を編纂するに至れり・・」・・とあるように、 普及しつつある時計販売修理業にも時計機械用語の統一は急務であったのです。
「時計器械語集」は外国語辞書を邦訳し、直訳したものが多いのですが、その後の時計機械用語の変遷普及をたどる好資料かと思います。
緒言
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