5. IONIC, Gilt.(金箔押し)中期凹タイプ
資料3(1880〜1884年)
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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イングラハム (米国コネチカット州) |
明治中期 | ペイント文字板十吋、全高56cm | 八日捲き、打方付 |
THE E.INGRAHAM & COと"THE"が付く1880〜1884年の時代の金四ッ丸。
ドアのアールはそれまでの凸のタイプから凹のタイプ(中心がへっ込んだ形)に変わってきます。
このタイプが圧倒的に数が普及したタイプで、金四ッ丸といえばこの形が代表になります。
国産の四ッ丸はこのタイプをコピーしたものです。
振り子室のラベル
ラベルには"MOSAIC"のパテントが入っています。
文字板枠
機械
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振子と巻き鍵
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葉っぱ振り子の裏にはPAT.DEC.11,77と鋳造印が有ります。 ズシリとした鋳鉄に真鍮をまいて奇麗にメッキした、重い出来の良い振り子です。
時計運搬箱
この時計を修理に出すときに、この「時計運搬箱」と書かれた木箱に入れて町まで担いで持って行ったそうです。 (所有者されるご家族のお話)