4. IONIC, Gilt.(金箔押し)初期凸タイプ
資料1(1861〜1880年)
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
イングラハム (米国コネチカット州) |
明治初期 | ペイント文字板十吋、全高56cm | 八日捲き、打方付 |
日本にはボンボンの初期の輸入品としてこの金箔押しのアイオニックが金四ッ丸の商品名で普及しました。
この特異なデザインは仏壇や蒔絵に通じる日本人の金箔趣味や古くから西日本でダルマと愛称された
達磨大師の尊像(逆ダルマですが・・?)に似た外観からか?
国内においてもロングセラーデザインとして大人気を得て国産時計にもコピーが多くでました。
海外の多くのクロックのデザインの中から日本に合いそうなデザインのみを選択して輸入した先人の的確な感性には大いに敬意を表したい思いです。
振り子室のラベル
E.INGRAHAM & CO. |
資料2(鷲のいないIONICラベル)
振り子室のラベル
E.INGRAHAM & CO. |
次の時代(1880〜1884年)への過渡期のもののようです。