6. 八吋八角カレンダー 豊崎村時代(明治29〜32年)
カレンダー指針欠損 |
振子室扉裏の墨書 |
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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大阪時計製造株式会社 (西成郡豊崎村) |
明治29〜32年 |
高さ 50cm 文字板八吋 |
八日持、打方・カレンダー付 |
八吋八角カレンダー、文字板はペイントです。 明治28年12月に懐中時計の本格的な生産の為に大阪府西成郡豊崎村に工場を移転し、 明治32年にボンボン時計の製造を中止するまでの期間に作られたものです。
機械と地板の刻印
トーマスタイプでない普通タイプの機械がベースとなった八日巻カレンダー |
向かって左にOSAKA CLOCK Co. 右に商標の刻印 |
振子室ラベル
ラベル全体 |
最下段の拡大 |
一番上に商標、次に SECOND PRIZE MEDAL, AWARD OF MERIT The Fourth National Industrial Exibihiton. KYOTO JAPAN (明治28年に京都で開催された第四回内国勧業博覧会で有功二等賞牌受賞時計である事を示す)、 そして一番下に、THE OSAKA WATCH & CLOCK Co. OSAKA TOKEI SEIZO KARUSHIKI KWAISHA TOYOSAKIMURA OSAKA JAPAN とあります。 (川崎村時代にSEIZO KAISHIA であったものがSEIZO KARUSHIKI KWAISHAに変わっている)
振子とボン針台
情報提供 : Y.Kさん