TIMEKEEPERのバナー

グランド(GRAND SEIKO)

2. グランドセイコー セルフデーター

GRAND SEIKO

Cal No.430

メーカー 製造年代 主な仕様
セイコー
(諏訪精工舎製)
1963
昭和38年
Cal No.430
35石、手巻き、日付付き
テンプ振動数 5振動
SS、50m防水スクリューバックケース

グランドセイコーファーストモデルに日付を追加したもの。上写真のCal.430が初期型で他にCal.5722Aもあります。 また、見ためがほとんどいっしょの57グランドセイコーカレンダとよばれるものがありますがこちらは、 Cal.5722Bで5.5振動(19,800回/時)になっています。
日付修正は二段引きリュウズでおこないます。
ファーストモデルのケースは、真鍮に金張りで品のある曲線美が印象的ですが、材質が柔らかいため ぶつけると足が曲がってしまうことがあります。
この時計のケースは、SSの丈夫さと上品さを兼ね備えていると思います。
証明書は、歩度証明書ではなく、上画像の背景に見える優秀級規格テスト合格品「SEIKO Chronometer 合格証」 が添付されています。

57 Grand Seiko Calendar

Cal No.5722B

19,800回/時(5.5振動)

文字板にChronometerの文字が無くなり、替わって「GS」マークになっています。
このGSマークは大きいものと小さいものがあり、大きいほうが先に生産されたものです。(写真は小さいタイプ)

初期はライオンマークで、途中からGSマークに移行しました。

ウオッチクロノメーター検定基準

「SEIKO Chronometer 合格証」より抜粋
No. 検査項目
INSPECTION ITEM
優秀級規格
SUPERIOR CLASS
(WITH MENTION)
a 5姿勢の平均日差 Mean daily in the five positions -1.0〜+10.0 sec
b 5姿勢の平均日較差 Mean variation of the daily rate in the five positions 2.2 sec
c 最大日較差 Maximum variation between two daily consecutive rates in the same position 6.0 sec
d 水平垂直の差 Variation of rate between the positions,horizontal and vertical ±8.0 sec
e 最大姿勢偏差 Maximum difference between the mean daily rate and any individual rate ±12.0 sec
f 温度誤差 Variation of rate per 1°centigrade ±0.60 sec
g 復元差 Rate resuming ±5.0 sec

PR


左向きの矢印前頁1 / 2 / 3 / 4 / ・ 次頁右向きの矢印