8. 関東大震災記念鉄瓶
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関東大震災復興記念に配られたと思われる記念鉄瓶です。 注ぎ口の反対側に11時58分を示す時計が貼られています。 キレー紙で一世風靡した掘内製紙が造らせたものでしょう。
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堀内寿太郎(ほりうち‐じゅたろう 1863‐1920)
明治-大正時代の実業家。 文久3年11月12日生まれ。郷里の高知県で製紙技術をまなび、明治15年上京、数年後に小石川に製紙工場をひらく。 キレー紙という桃色の化粧紙を発明、発売し、評判をえた。大正9年11月2日死去。58歳。(@nifty辞書より)
キレー紙は薄桃色した匂い付きの薄紙で、昔は主に花柳界や今で言うセレブの人が利用した紙で、 ティッシュペーパーよりチョッとと硬い紙だったそうです。戦争中は贅沢品として製造が出来なくなり、それと共にすたれた。