8. マッチラベル 時計店81〜92 (昭和戦前)
81. 長谷時計店(旭川四條電車通) |
82. 木村時計店(姫路市) |
83. 天津時計店(浜田朝日町) |
84. 蜂屋時計店(銀座一丁目) |
85. 三岡時計店(下北沢駅前) |
86. 三岡時計店(下北沢駅前) |
87. 三岡時計店(下北沢駅前) |
88. 時計修理敏速 |
89. 希望堂時計店(羅府) |
90. 丸屋時計店(阪急十三駅東) |
91. 湖山(こやま)時計店(大阪西区) |
92. 湖山(こやま)時計店(大阪西区) |
明治・大正はトレードマークとして時計を図案に使うパターンでしたが、昭和になると時計店のPR(広告)の色合いが
強くなってきます。
その昔、時計店を開業するときの心得は、1(いち)に「位置」、2(に)に「人気」、3(さん)に「サービス」だった
そうです。
- 「位置」とは、
盛んな商売をするのであれば一流の場所を選ぶべきであり、土地代は高くてもそれだけの売り上げを上げて カバーしようという積極的意欲が成功の鍵である。時計はステータス性があったので同じ品でも田舎で売ると時代遅れに見える ということで位置は特に重要であった - 「人気」とは、
繰り返しの上質な宣伝によってお客の人格を尊重する(お客に敬意を表する) - 「サービス」とは、
客に心理・感情的な満足感を与えるもので、当店で買い物なさるお客様は一段と美しく立派に見えますよ、と信じさせること
人気やサービスといった意味で、昭和初期のマッチラベルの広告は重要な役割を果たしていたようです。