2. HO象嵌入二尺スリゲール
HO象嵌入二尺スリゲール
大正期
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メーカー |
製造年代 |
大きさ |
仕様・備考 |
堀田時計店 (名古屋・東京)
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大正期
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文字板六吋 全高55cm
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象嵌入裏振皮打六尺打出回斗アンソニア式器械入
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文字板にHOの商標の入った象嵌入りの二尺スリゲル。
いかにも大正時代らしい意匠の時計です。
商標と掛金
HO印
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HO印のスリゲールは当時のカタログで次のように特徴を説明しています。
- 全てがアンソニヤ式器械入りである
- 裏振足高器械を使用するが故に奥行が深い
- 鈴台を器械裏に隠して露出せしめず
- 革打であめために打音が非常に優美である
機械
アンソニヤ式器械
「日の出の太陽と桜」の刻印
この商標の出願人は神谷鶴次郎
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商標登録
出願人 神谷鶴次郎
出願 大正11年11月17日
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商標出願人の神谷鶴次郎は、花籠時計などを製造し技術を誇った神谷時計の神谷と同一人物と思われます。
神谷鶴次郎は病気で会社を田中定吉に貸与し、神谷時計は昭和になる前に廃業したと考えられます。
堀田時計と神谷が登録した商標が刻まれたアンソニア式器械の関係は今のところ不明です。
振子と巻鍵
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写真提供 ペガサスさん
当時の資料
HO象嵌入二尺スリゲール (中央)
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