2. Brass legs Alarm Clock 【WEHRLE】
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メーカー | 製造開始年 | 大きさ | 仕様・備考 |
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WEHRLE (ドイツ) |
1960年代 | 本体直径10cm、奥行6cm | 金属枠黒ペイント枠、毎日巻き機械、ベル音量切り替え付、CONVEX GLASS |
横長の真鍮製の脚のついた置き型(デスククロック)スタイルです。 このスタイルの目覚しは国産ですと昭和25年から30年くらいにかけてバリエーションのひとつとして製品化されていました。 この時計の年代はおそらくもうちょっと新しくて1960年頃ではないかと想像しています。
この頃になると例えばキンツレではアンクルとガンギをプラスチック化するなど無茶な合理化をしていますが、 この時計の心臓部はそんなことはなくて非常に精度よく加工されており、分解・組立・注油で日差1分以内で機能回復しました。 ちょっと残念だったのは、打方のほうで音量の大小切り替えレバーがついているのでどんな仕組みなんだろうとワクワクしながら裏蓋をあけたのですが、 なんとペラペラのプラスチック片みたいなものを挟み込んで音量調節するもので、 ピタゴラスイッチレベルの仕組みでした。
文字板には目覚しの補助ダイヤル内にメーカー名のWEHRLEがあり、 それより目立つフォントでいろいろと書かれています。 上半分にある二行は、お店の名前と事業内容が時計関係であることの記載、 下半分にある二行は、ビアーレモンツァストリート63はお店の住所のようですね。 Googleマップで調べたら、現在は時計店らしきものは存在しないようでした。
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拡大写真で確認できるなんちゃって音量調節機構が見どころです、笑