6. CYCLONE 【WATERBURY】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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Waterbury(米) | 1898〜1911年 | 本体直径 13.3cm | 毎日巻、目覚付き、紙文字板、メッキ枠 |
サイクロンという名の目覚まし。 本体は直径13cmオーバーと大きく、目覚ましのベルは、けたたましい音です。
ケースの構造が特徴的です。 下の写真のように、裏側まで一体となっています。横は膨らんだ形のデザインとしながら、 裏側まで一体で作り上げるには、プレスのやり方に工夫が必要だったのではないかと、感心します。 機械はネジ止めのガラス縁を取り外すして表側から取り出します。 ケースが鍋のような形なので、機械だけをケースに固定すると、まるで鍋にインスタントラーメンを入れたような感じです。
文字板
金属の台に紙文字板が貼り付けられています。
ケース
文字板側 |
裏側から見たところ |
オーバーホール等で機械を取り出す際には、一般の目覚ましと違い、取っ手、足、目覚ましのノブを取り外す必要がありません。 取っ手と足は捻じ込みでなくケースに固着されていますので無理に取り外そうとすると壊してしまいますから注意が必要です。 左右に突き出ている目覚ましのノプは分解可能ですが、オーバーホール時に分解する必要は無く、 写真のように取り付けたままの状態で機械の出し入れができます。
機械
文字板側に刻印があります。