2. マーチ折革サック入 【精工舎】
No.1810 黒
No.1810 マーチ折革サック入黒
|
メーカー |
製造年代 |
大きさ |
仕様・備考 |
精工舎 SEIKOSHA
|
昭和初期
|
三寸五分角
五光金色夜光エトウ ニ吋
|
高級四石入機械(ルビー四石入)、目覚付き
|
「MARCH」の折革サック入りタイプ。
メーカー名は文字板にも機械にもどこにも見当たりませんが精工舎の製品です。
昭和30年頃になるとこの時計と似たような形で安価なトラベルウオッチが流行しましたが、
この「MARCH」がつくられた時代は国産では同じようなものは少なく、しかもたいへんな高級品だったようです。
11円50銭というと現在とても人気のあるガラス枠のビー置時計が4つも買える値段です。
折革サック式のものは裏側に収納されている鍵をとりはずしてゼンマイを巻いたり針を送ったりします。
通常の金枠タイプは鍵やつまみが普通についています。
画像に写っている部分は比較的傷みのない部分です。
実際は革がボロボロになって三分の一近く無くなっています。
さわるとボロボロとゴミが落ちるので新聞紙の上で撮影しました(笑)。
高級薄型目覚 機械
|
No.1814 ワニ(型押)
こげ茶
|
赤茶
|
こちらはワニ型押タイプのマーチ。色は何種類かあったようです。当時の値段は十三円五十銭で上のより高いです。
No.1814 ワニ(型押)
|
資料提供 : みかんさん
山水楼閣の型押し彩色?(正式名称不明)
KIENZLE が本家
【左】KIENZLE(独) 【右】マーチ
|
KIENZLE折革携帯と精工舎のマーチ折革は双子といっていいほど構造がそっくりで、
KIENZLEの歯車がマーチに流用出来るほど互換性があります。
マーチはKIENZLEをベースにして製作されたもの、次ページでも両者を比較していますのでご覧ください。
PR
前頁
・
1
/
2
/
3
/
4
/
5
/
6
/
7
/
・
次頁