1. マーチ 【精工舎】
資料 1 高級薄型目覚 No.1800/No.1801系
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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精工舎 SEIKOSHA |
昭和初期 |
直径6cm 文字板 ニ吋 |
高級四石入機械(ルビー四石入)、目覚付き、六円(昭和8年精工舎カタログより) |
でたー、「マーチクローム夜光」です。 文字板と針の夜光は完全に落ちてしまっています。
このマーチシリーズは設計思想が「携帯用時計」だったのか、この時計もそんな匂い?がします。
例えば裏蓋についている後足。これはスプリングで折りたたみ式です。
また、裏蓋の内部にとてもしっかりした中蓋があり、また面取硝子の密着性も抜群なので防塵性が良いようです。
この時計は、当時の国産目覚しで最小だったのではないかと思います。
下の写真で小型目覚ましの代表選手「精工舎ウラビー」と比較してみてください。この時計の小ささ、スリムさが際立ちます。
機械は超スリム設計でゼンマイは香箱に入っています。どちらかというと置時計よりピンレバーの懐中時計の機械のような感じです。
ウラビーとマーチの比較
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流金タイプ
No.1801 流金表 |
同左裏 |
資料提供 : おちょんさん
No.1801-R 流金夜光表 |
同左裏 |
資料提供 : いっぽさん
資料 2 色枠台付き
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不思議なマーチを発見しました。 真鍮枠にブラック塗装、台も真鍮製で金色塗装されていたようです。 時計は真鍮枠にねじ付きのリングで固定する構造になっています。 丸い足付きのタイプとは完全に別設計で凝ったつくりです。 マーチは、折革、丸い足付きタイプ(クロームと流金)、角型夜光の3種類がカタログに掲載されていることを確認していますが、 この台付きタイプの資料は未確認です。
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