10. 姫路城 【東洋時計】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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東洋時計 (東京) |
戦前昭和10年代 |
高 21cm 幅 21cm 文字板二吋半 |
八日巻機械、アンチモニー側 |
資料がないのではっきりしませんが、この城は間違いなく姫路城大天守でしょう。 文字板の裏に昭和17年の修理履歴があることから、製造年代は戦前でおそらく昭和10年代ではないでしょうか。
文字板は薄青色、ガラスは面取ガラスです。 機械は八日巻きですが裸ぜんまいなので、 精工舎の八日巻きビー機械と比較するとメンテナンス性や機械の安定性でやや劣る印象です。 アンチモニー枠は、時計を取り外した状態で2,402グラムあり重量感があります。 これだけ大きなアンチモニー枠で歪なく石垣14.85mと5重6階天守台地下1階(計7階)の建造物31.5mを表現しているのは見事です。
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実際の天守の総重量は、昭和に軽量化が図られ現在はおよそ5,700tだそうです。