5. 懐中時計スタンド
資料 1 寄木象嵌
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箱の上板の中に入った天板が前にスライドして、上に持ちあがり鏡台の様に立ち上がります。 そこへ懐中時計を・・・、そうですウオッチスタンド(ハンガー)です。
天板には源氏香の図の寄木象嵌のワンポイントがお洒落な、いかにも日本的な粋好みの仕立てです。 下の引き出しを閉めると自然に天板がスライドして出てくる細工のよさです。
同品で大正10年に熱海で購入したとの墨書きのあるものを確認しています。
資料 2 彫模様
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資料1と形は同じですが、象嵌でなく彫刻で模様を付けてあります。 引き出しの白い取っ手は象牙のようです。
資料 3 プレーン
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装飾が一切ないプレーンタイプです。 構造や形状はまったく同じで、装飾違いのバリエーションがあったようです。