4. 懐中時計ハンガー 木・紙製
資料 1
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硯屏(けん‐びょう)とは書道の際に、硯のそばに立てて、風による塵や埃を防ぐ小さな衝立をいいます。 文人趣味として机上の風景としての役割もありました。高さ9cm の紫檀出来の台座。柱に溝が切ってあり衝立が嵌めこまれると・・・小型の硯屏ですが、 柱の上部が丸く溝が切って加工されています。誰かがウオッチスタンドに改造したものではないでしょうか?
グッドセンスですが、改造細工時期が若いとフェイクと言われかねませんが、まんざら最近の細工ではなさそうです。 同じ硯屏型としては広東時計の置時計があります。 時計はスイス製銀側鍵巻振り子時計、ニ重脱進機、置時計の絵柄の下に窓が開き振り子が左右に振れる楽しいからくりウオッチです。
資料 2
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十字架のような木製の台座に白いフックがついてます。白いフックは角製でしょうか象牙ではないようです。 簡単な台座ですがなかなか日本的な粋な細工が施されています。 本来一枚であるはずの台座が、わざわざ桑の板目と木口の二枚を斜めにはぎ合わせ、 青貝の千切り(蝶々)と銀のかすがいでおしゃれに演出した粋な出来です。良い仕事をしています! 組み合わせた時計は、鍵巻きの商館時計です。
資料 3
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台座の前にテーブルみたいな大きなノブが付いてるのですが、本来はどういう風に使うのでしょうか?
資料 4
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和紙を貼り合わせて漆で固めた一閑張のような軽いケースで密閉性も良く、よくできています。 小物入れのようにも見えますが、買い出した人によるともとは時計を入れていた保管ケースだということです。 家に帰って懐中時計をこれに入れて壁から下げたものらしい?