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修理の例

2. 機械の整備と組み付け

鉄枠の修理が完了した後に、長いこと放置しました・・。スミマセン。 その後、機械を取外してオーバーホールしたのですが、写真を撮るのをすっかり忘れていました。 そして、機械を組み付けることなく、再び放置。 本日、ようやく思い出して組み付けることにしました。ということで、機械はオーバーホールが完了した状態からスタートします。

ペイント剥離と錆落とし

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機械を取り付け、文字板、針、硝子縁を固定

  1. 機械の取り付け

    三箇所をネジで固定します。機械と鉄枠の間に真鍮のスペーサーをかませてネジ止めします。 慣れないとスペーサーがコロンと落ちたりして、少しイライラする作業です。

  2. 文字板と針の取り付け

    文字板を銅か真鍮釘で鉄枠に固定します。その後、針を取り付けます。 ペイント文字板は劣化のため、外周が剥落しています。 簡単に補色しましたが、硝子縁の金属部分が直接触れるため、また直に剥げ落ちするので対策します。

  3. 紙のスペーサーを作成

    硝子縁が直接文字板に触れないようにするため、厚紙でスペーサーを作りました。 使用したのはアマゾンの封筒タイプの厚紙です。たまたま古本を買った時のゴミが捨てずにありましたので・・。 写真にある三つの六角ナット。これは大事なのでなくさないようにしてください。ネジ穴が小さいタイプで、なくすとなかなか同じものが見つかりません。

  4. 硝子縁を固定する

    硝子縁を嵌め、鉄枠の裏側から六角ナットで固定します。

  5. 完成

    文字板と硝子縁がガタツキなくしっかりと固定されました。 これなら、古くなったペイントがこすれてボロボロ剥げ落ちる心配がありません。

PERFECT TIME-KEEPER

時打 銀柱
精工舎 明治末

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