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札幌時計台

1. 古写真に見る札幌時計台

札幌農学校創立25年祝賀会 演武場夜景
明治34年5月14日
写真面 16.5x22cm

クリスマスの時計台?

ここに明治の時計台の古写真が有ります。 セピア色に染まった印画紙には暗闇の中にイルミネーションに輝く札幌の時計台が写されています。 裏に「明治34年5月14日札幌農学校創立25年祝賀会演武場夜景」と書き込みが有り、 札幌の時計台の古い時代のクリスマスなどではなく5月の創立記念祝賀会のイルミネーションで有ることが分かります。 札幌の時計台は農学校の演武場として設置され、その歴史的経緯は、 左記の関連サイト「国指定重要文化財・旧札幌農学校演武場 時計台」に詳しくあります。

当時の全国の時計塔に普及したのは主にイギリス製やフランス製の塔時計機械でしたが、 この札幌の時計塔(明治14年)の機械は、米国、ボストンの老舗、ハワード時計会社製で、 その一つをとっても大変ユニークでこの北国の地で地元の人々の奉仕と貢献によって守られ、 現在も現役として活躍している姿はまさに日本の時計台の聖地の風格さえあります。

ほとんどの国内の時計塔が災害や時代の変遷により取り壊されてしまいましたが、 この札幌の時計塔の存在は、ビルの谷間に埋もれたイルミネーションの様に現在も光り輝いているようです。 古写真は明治34年のものです。 「時計台」(さっぽろ文庫6 北海道新聞社 昭和53年発行)によると、 イルミネーションは、数百個の電球であったとのこと。 防水型発光ダイオードのイルミネーションが普及した現在では珍しくもない風景ですが、 当時の電気事情も乏しい時代にこれだけの電球を設置するのは大変であったことでしょう。

時計台と言えば札幌の時計台を思い浮かべる人が多いように、日本の現存最古で、 時計塔の原点としてその評価をもう一度見直してみたい存在です。

時計台の機械(展示用)

E.Howard社製 3867

時計台に実際に使用されている機械は一般公開されていませんが、 近年にアメリカから探してきて復元された機械が平成10年から展示されています。

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