7. "Gingerbread" Clock
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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ニューへブン (米国コネチカット州) |
明治中期 | ペイント文字板六吋、全高58cm | 八日捲き、打方付 |
19世紀後半にアメリカでたくさん作られた"ジンジャーブレッド・クロック"と呼ばれるタイプです。 利用シーンとしては、キッチンクロックのジャンルでアメリカの一般家庭に広く普及していたようです。 時計のスタイルとしては、広義では"シェルフクロック"になりますが、 シェルフクロックは柱と唐草のデザインで、機械はゼンマイではなく錘駆動式、そして時間機構のみで打方は原則無い もっと古い時代の時計ををイメージされる方が多いと思いますので、 棚置きタイプという意味でシェルフクロックの仲間という感じでしょうか。
通常、木枠はオークやクルミで作られ、非常に華やかな翼的装飾が特徴です。 ジンジャーブレッドは、ジンジャーの香りがするパンらしいですが、それがクロックとは・・・ ヘンゼルがぐれてるお菓子の家的感覚でしょうか、日本人には理解が難しいです。(笑)
各部分のクローズアップ
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この時計は振り子と巻き鍵が紙で包まれだ状態ででてきまして、また修理された痕跡がありません。 時計屋さんの売れ残りのようです。
写真提供 ペガサスさん