6. SAXON
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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ニューへブン (米国コネチカット州) |
明治初期 | ペイント文字板十吋、全高56cm | 八日捲き、打方付 |
サクソンという名の本四ツ丸です。ケースの金色の部分が真鍮板になっているのが特徴で、100年以上経過しても変わらぬ外観を保っています。 時代は明治15年〜20年頃のものと思われます。日本国内では、まだ時計の量産化に至らずアメリカから盛んに輸入していた時代です。 日本近代建築の父と呼ばれたジョサイア・コンドル (Josiah Conder イギリス 1852−1920) が設計した鹿鳴館の落成が明治16年、 いわゆる鹿鳴館時代にやって来た時計ですね。 振子室のラベルは真っ黒で何が書かれたいたのか判別できません。
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「磨き=オーバーホール」の履歴の中に、顔の落書きがあり面白いです。
打方は正時と三十分打ちです。
機能は振り子を調整する際に上下移動することによって針が動くようになります。 これにより調整ネジを回すと針も動いて細かい位置調整を可能にした機能です。