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初期の電池時計 Electric&Quartz

1. ハミルトン・リコー エレクトリック

メーカー 発売開始 主な仕様
ハミルトン・リコー株式会社 1962
昭和37年12月
キャリバーNo.: 555E
ケースは金メッキ、
裏蓋はステンレススチール
使用電池:SR43SW

アメリカの時計メーカー、ハミルトンが史上初めての電池で動くエレクトリック腕時計を発表したのは1957年1月3日、 それから10年以上後にこの時計が誕生しました。

ハミルトン・リコー株式会社はリコーとアメリカのハミルトン、そして三井物産の3社の共同出資で設立されました。 製造メーカーの合併や技術導入は現代でも自動車産業などで多くの例がありますが、 特許の使用や電池で動く時計の技術を得る目的があったものと思います。 しかし、この後ブローバの電子音叉時計「アキュトロン」、そしてクオーツへと進化が急激に進んで、 あっという間に接点式テンプウオッチは姿を消すことになります。

ムーブメントは「エレクトリック505」をベースにして合理化したリコー555Eです。 この時計と似たような生い立ちでアメリカのブローバとシチズンが共同開発した音叉時計 「チューニングフォークハイソニック」には機械にLIC.BULOVA (たぶんブローバのライセンスを受けているとの意) の文字が裏蓋パッキンの下に隠れるように刻印されていますが、この機械にはRICOHの文字しか入っていません。

全体の印象は、稲妻の秒針が特徴的なものの、あのハミルトンの三角時計「VENTURA:ベンチュラ」ほど面白味がありません。 まともに動くものが少ないのと故障すると部品や技術的な問題で修理が難しくなっているのでアンティークショップが扱いたがらず、 市場になかなか出てこない=イマイチ人気がないようです。
この時計はヤフーオークションで入手しました。 使われた形跡がほとんどなく、新品同様の美しさを保っています。精度も日差+5秒くらいとまずまずです。

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