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古時計の偽物に注意

2. 本物を知る

偽物を見抜くには本物を知るのが一番です。 偽物が数多く存在するものをピックアップして、本物の特徴を紹介します。

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イブシ戦車
(精工舎)

南部茶釜形
(精工舎)

カチカチ山
(東京時計製造)

エンゼルフィッシュ
(東洋時計)

鳥籠時計
(東洋時計)

硝子枕
(精工舎)

三方置時計
(三工舎)

精工舎 「No.539 イブシ戦車」 の本物

  1. 昭和初期の毎日捲きビー機械である
  2. 砲台が短い
  3. 文字板は真中に金色の飾りが無い(昭和初期のものなので)

精工舎 「No.566 南部茶釜形」 の本物

  1. 昭和初期の毎日捲きビー機械である
  2. 本来は台が付く
  3. 高さは台共 三寸二分
  4. 「南部盛岡 山京」と製作メーカー銘が入った南部鉄枠である
  5. 文字板は真中に金色の飾りが無い
    (この時計の文字板は精工舎のオリジナルですが古い時代のものに取換られています、本来は上のイブシ戦車と同じ文字板です。)

東京時計製造(株) 「No.365 カチカチ山」 の本物

  1. 昭和初期の東京時計で毎日巻である
  2. 文字板は東京時計トレードマークあり
  3. 兎の持っている棒(杖)が長い
  4. 台の裏の仕上げがきれい
  5. 兎がイイ顔をしている

東洋時計 「No.99 エンゼルフィッシュ」 の本物

  1. 昭和初期の東洋一日巻である
  2. 本来は大理石台が付く
  3. 高さは台共 五寸
  4. 綺麗なクロームメッキ枠が付く
  5. エンゼルフィッシュは2匹、一匹は左右に動き、一匹は360度回転

東洋時計 「鳥籠時計」 の本物

  1. 昭和8年〜戦後MADE IN OCCUPIED JAPANまでの時代の東洋一日巻である
    (この画像の時計は戦後です)
  2. 鳥籠 高さ14.5cm
  3. 鳥籠のなかにセルロイド製のカナリヤが一羽
  4. カナリヤには毛がついていない(セルロイドのみ)
  5. カナリヤは左右にチクタクと首を振る(一回転はしない)

精工舎 「硝子枕」 の本物

  1. 大正〜昭和初期までの時代の精工舎一日巻、打方無しである
    (この画像の時計は大正時代のものです。)
  2. 枠にはメッキがしてあり、硝子はシャープ
    (オリジナルの古い時計は専門のガラス工場が作っていたのでシャープで仕上げが綺麗です。 台座の角は尖っていますが、全周にわたって面取りがしてあります。)

三工舎 「三方置時計」 の本物

  1. 昭和2年頃の三工舎一日巻である
  2. 木製三角型、マホガニー塗り、金色三本捻
  3. 金属モヨー付
  4. 三吋エトウ
  5. 甲高ガラス

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