2. ワンダラーウオッチの当時の広告
「ダラーウオッチ広告チラシ」三井物産会社、明治22年、31.5x24cm、石版印刷 具合宜からざる時は無代価で修繕をためし、何程大破損なっても五十銭以内にて修復・・・ 世界無類の安価を以て発売・・・とある。 |
ワンダラーウオッチはウオーターベリー製以外にもアメリカでは色んなメーカーが売り出しています。
日本ではダラーウオッチはこの三井物産がそれまでの商館貿易という慣例を破り米国より直輸入したウオーターベリー製が有名で、
明治21年に大量に輸入され特約店をへて全国に一大流行しました。
白銅製のケースのピンレバーという簡略な機械で、修理も簡単だったが具合も悪かったようで、
翌年には輸入量が激減し流行も短命だったようです。