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精工舎 低価格大衆向

1. WORLD

メーカー 製造開始年 大きさ 主な仕様
精工舎 1914(大正3)年 16型 アンクル式、2石
変形丸テンプ、平ヒゲ

第1次世界大戦勃発の年に製品化された「ウォルド(ワールド)」。
その機械は、精工舎初の独自設計として低価格品とするために種々の工夫がなされています。
低価格品とはいえ、手を抜いているといことではなく、精度と信頼性のために肝心な輪列とカナの仕上げ・加工は 高級機であったエキセレントにまさるとも劣らないと「時計工業の発達」では考察しています。
文字板にはWORLDと書かれたものは少なく、多くは何も書かれていません。それをいいいことに、この時計にスイスのメーカーの 文字を書き込んで売ったなどいう話もあります。

2. RULER

メーカー 製造開始年 大きさ 主な仕様
精工舎 1915(大正4)年? 14型 (32/32.5mm) アンクル式、4石
変形丸テンプ、平ヒゲ
ケース材質はニッケルか銀
二段瀬戸引き文字板

画像提供:ハッピーさん

「ルーラー」はウォルドと同様に紳士用の大衆向け懐中時計という位置づけの製品ですが、 どういうわけか生産数が少なく、現存数もとても少ないようです。
大正4年に製品化されたとされていますが、この時計も大正5年12月発行の定価表でもまだ存在していませんので、 実際の製造開始年は、大正4年より後の(遅い)可能性があります。 この時計はマーシーの地板、受を外側に大きくして14型にしたもので、機械の設計はマーシーそのものです。 これは、当時14,15型の外国製懐中時計が輸入され評判が良かったのに、精工舎ではその型が製造されていなかったので、 13型のムーブを14型とし、更にケースをできるだけ大きくして、15型に近い外径38mmとしたと 「日本の懐中時計」では考察しています。

大正11年の某時計店のカタログに「ルーラー900銀梨地片ガラス」が11円と掲載されています。 マーシーの同タイプは10円です。マーシーの新型版のような時計ですが紳士用ということでチョット差をつけて販売していた? ようです。

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