4. 八角時計図小皿
時計文字板図小皿
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俗に印判(印版)と呼ばれる染付け技法の内、型紙摺りの絵付けによる八角時計が真ん中に描かれています。
型紙に彫られた絵柄を皿の上から刷り込んで絵付けをする為、
型紙摺り絵と呼ばれますが、その型紙を誤って裏返しで摺り込んでいます。
この手はすべて裏返しの逆周りのローマ数字になっていますので、
作ってる職人も殆ど時計そのものをよく知らなかった古い時代の産物と思えます。カギ穴や秒針?も入っています。
時計の周りは人物と花が芙蓉手のように交互に描かれています。
摺り絵特有の点描のようなリズミカルな線が時計とよくマッチしていますね。
瀬戸か美濃の焼き物でしょう。
点描逆蛸唐草模様
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時計の文字板を見込みに描いた小皿です。 数字の位置があれれ、ちょっと怪しげなローマ数字が御愛嬌。 廻りが点描逆蛸唐草模様です。美濃あたりの印判手。