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製時・鶏印・山田時計

6. 八吋八角合長(山田時計)

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
山田時計製造工場
(名古屋市京町)
明治30年代? 全高48.5cm
文字板八吋
八日持機械、打方付

鶏印の機械とほぼ同じ、或いは同一という見方の出来る機械が入った山田時計です。

振子室ラベル

KEEP THE WHILE EIGHT DATE AT ONCE
TRADE 菱にYAのマーク MARK
CLOCKS
YAMADA CLOCKS MANUFACTORY.
KYOMACHI, NAGOYA,
JAPAN

文字板

オリジナルのペイント文字板

菱形YAマークとTokei Youkamaki

機械

刻印なし

ガンギには「8」の刻印(意味は不明)

振子と巻き鍵

振子と巻き鍵

鶏印との比較

機械

山田(左)ガンギには「8」の刻印
鶏印(右)ガンギには「5」の刻印

機械の寸法

機構は同じ。異なる点は、「手動時送り」で、山田は数取りをするリンク棒を直接動かすのに対して、 鶏印はその棒を駆動するリンク棒を「手動」にしている。 鶏印は当初この機能は無かったのであろうか、かなり苦しい細工となっている。(名古屋時計製造合資会社も同じ方式)
地板は大きさが僅か異なるものの、当時の加工精度を考えると誤差の範囲内で全く同じと思われる。

山田の掛金

掲載時計のもの

鶏印の掛金

山田と同じ物

梵針台

山田(左)と鶏印(右)
鶏印の直径が約1mm大きい

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