2. 明治時代の地球儀
資料1: 明治七年 小型地球儀
国産初期の銅版画地球儀 |
明治七年五月御届 |
高さは13cmほどの小型ですが、かなり詳細に良く出来た銅版画地球儀です。
地図には以下の記入があります。
明治七年五月御届
水口龍之介校正
赤志忠七蔵
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水口龍之介は明治初期活躍した大阪の銅版画師で地図や教科書などの編纂に多く関っています。 赤志忠七は大阪の「忠雅堂」という出版元です。
資料2: 明治三十九年 此村欽英堂の地球儀
明治になると大阪の出版業の此村欽英堂の地球儀がベストセラーになり、現在もその伝統が受け継がれています。
写真は明治39年版、日露戦争後の此村欽英堂製の地球儀です。高さは53cm、日本と北方四島の一部及び台湾が赤く塗られています。