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国産初期のクロノグラフ

1. シチズン レコードマスター

資料提供:i さん

メーカー 発売開始 大きさ 主な仕様
シチズン
CITIZEN
1967
昭和42年10月
外径35mm Cal No. 5700,5701
21石、テンプ5振動
SSケース日常生活防水

時計の機能に加えてストップウォッチの機能がついた時計をクロノグラフといいます。
国産クロノグラフ腕時計は東京オリンピック開催の年(昭和39年)にセイコーから手巻き腕時計の「クラウン」をベースとして 改良を加えたワンプッシュクロノと呼ばれる積算計の無いモデルが発売されたのが最初です。
それから遅れること3年、シチズンからは「ホーマーデート」にストップウオッチ機能を追加してこの「レコードマスター」が 発売されました。セイコーのワンプッシュクロノと同様に積算計はありませんが、計測中でも復針ボタンを押せば 秒針をゼロに戻す(帰零する)ことができ、復針ボタンを放せば新たに計測を開始できるフライバック機能がついているのが特徴で、 これにより繰り返し何度でも計測が可能になりました。 事実上60秒までの計測しかできませんが、シンプルさが素敵ですね !
国産クロノグラフの自動巻き化、多機能化が急速に進む競争環境にあったため、レコードマスターの販売数は少なかったようです。

黒文字板 二種類

ケース、文字板、針はたくさんの種類があるようです。
例えば下の二つですが、同じ黒文字板でもインデックスの形状・ベゼルの形状が全く違っています。

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