1. セイコー ロードマーベル秒針規正付き
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 主な仕様 |
---|---|---|---|
セイコー (株)諏訪精工舎 |
1964 昭和39年 |
外径35mm |
Cal No. 5740A 23石、テンプ5振動 SS非防水ケース |
ロードマーベルは1958(昭和33)年に諏訪精工舎の標準機といわれる「マーベル」をベースにつくられた国産初の高級腕時計です。 写真の時計は「クラウン」の機械をベースにして高級度をやや簡素化してつくられたもので、 グランドセイコーとクラウンスペシャルの間に位置すると言われています。
「新型ロードマーベル」とか「クラウンベースロードマーベル」とか言われますが、その中でも最も古いものと
思われ文字板の12時下にペットネームがあって初代ロードマーベルの面影が感じられます。
ムーブメントはキャリバー5740Aと5740Bの2種類があり、このモデルの生産期間は1964〜1968年です。
1967(昭和42)年には初の高振動機械(5740C:10振動)が搭載された「ロードマーベル36000」が登場します。
「グランドセイコー」や「キングセイコー」は誰もが知る高級時計ですが、ロードマーベル、
特に高振動(ハイビート)以前のものは意外に知られていないようです。
ペットネームのロゴも変わった書体の筆記体なので目の悪い骨董屋さんはメーカー名すら読み取れないことも
あり、掘り出し物を入手できる可能性が高いです。お見逃しなく。
ちなみに、この時計はウン千円で入手。風防に小傷が多かったものの磨いたら御覧のとおり綺麗になりました。 裏蓋にはうっすらとブルーのシールも残っていました。(磨いたらとれてしまった) 尾錠はオリジナルとおもわれる12時下のロゴと同じ書体でSEIKOと書かれたものがついていますが、 材質がアルミなので状態はそれなりです。
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