1. LX-3 【横河電気製作所】
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また、使いもしないものを買ってしまいました。 短期間ですが、パテックフィリップやセイコーなどが機械式時計からクォーツ時計への変遷過程において、 光エネルギーを電気エネルギーに変換して蓄電池に蓄え、この電力を動力源として時計を動かす製品を開発・製品化していました。 光度は250ルクス程度あれば蓄電したと思います。 そんなこんなで、光を電気に変換する仕組みにちょっと興味があったのですが、なにしろ800円だで売りにでていたので、笑。
で、このページで紹介するのは、照度計 LX-3 (1964年 横河電機製作所製) です。 もっぱら事務所や工場の作業環境を適切に保つための測定用途を想定した製品だと思います。 別体の照度センサーを引き出して光源に向けると、指針がちゃんと動きました。 この機械に電池は不要です。 これは照度センサープローブ(光の検出器の部位)に何らかの光電変換材料を使用しているためで、 たぶん1880年代から個体光電池として実用化されカメラの露出計などに使われたセレンを用いた光電変換の仕組みではないかと思います。
使い方は簡単です。
- 測定レンジを明るさに対応したレンジ(300LUXか3,000LUXか)にセットします (写真1の右側のスイッチ)
- 明るさを測定したい場所まで照度センサープローブを伸ばし、測定したい方向に受光窓を向け、測定を行います (写真5)
目盛盤が直径7.5センチと大きいので、指針の動きに迫力があります。
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